どうも。
年内にアルバムをリリースするという目標が叶い、11月29日にリリースが決定しました。よかったです。
そんなニューアルバム「君の存在証明」ですが、前作の1stアルバム「エレクトロの月明かり」に比べてだいぶ統一性のあるアルバムになったと思います。試行錯誤も重ねながら、ようやくGlin1002の作風というものが現れてきた気がします。
活動当初から電子音楽を作ろうとしていましたが、今の今までがっちりとした作風は無く、バラバラといえばバラバラでした。今回のアルバム「君の存在証明」は、Glin1002の作ってきた音楽の一つの到達点でありましょう。
1番最初に収録された「我想ふ、故に君在り」はまさしくアルバムのスタートを切るために作られた曲とも言えるでしょう。初のVOCALOID(初音ミク)を使用し、これまでにないようなアレンジがなされ、「新たなGlin1002」を感じることができる1曲です。歌詞もデカルト哲学をテーマとしていましたが、私の手ではその全てを書き切ることは出来ませんでした。書ききれなかった部分は、他の楽曲でカバーされていきます。より「君」への想いを言語化できるようになってきた「僕」は今後どのように成長していくのでしょう。乞うご期待くださいませ。私の飽きが来ない限りは音楽活動はしていきたいと思いますので。
このアルバムで1番最初に作った曲は7番目に収録された「回帰する時計」で、1stアルバムリリースからすぐに作られた楽曲です。かなり電子音、シンセサイザーがうるさく鳴るアレンジがされています。当初の予定では、このアルバムはいわゆる「時計シリーズ」の楽曲で収録される予定でした。ですが、時計シリーズをそんな増産して時計シリーズを安売りしていいのか、Glin1002のシリーズをこうも量産していいのか。そんな葛藤があり、やめました。それに歌詞もどう書けばいいかわかりません。他者を追うような歌詞が1番書きやすかったため、今のアルバム名にして結果オーライでしょうか。
1番最後に作ったのが「我想ふ、故に君在り」です。前述しましたが、新たなGlin1002を感じさせるような楽曲となっています。デカルト哲学に傾倒した歌詞にもなっています。省察なんかを読んだ方にとっては、薄い歌詞だなとか思われるかもしれませんが、全てを書くとなるともう4分欲しいところです。しかし、全てを書かないから、欠けているものがあるからこそ、芸術は映えるのです。私はそう思う。
現在、3rdアルバム制作と並行して、新プロジェクトも進めている所存です。これからは、音楽性に幅を持たせて、それらを吸収しGlin1002に統合させていきます。いつまで音楽活動を続けるかはわかりませんが、どうかいつまでも応援よろしくお願いいたします。